「同月齢の子は手先を上手に使ってるのに、うちの子は全然ダメ。。。」

5ヶ月の娘を見てそう思った私。離乳食の時も、おもちゃを掴むのも、とにかく手先が不器用で、正直めちゃくちゃ焦っていました。
理系の私は「これは何か対策があるはず」と考え、手指発達について調べまくりました。そして分かったのは、手先の器用さは生まれつきではなく、適切な遊びで確実に伸ばせるということ。
実際に様々な遊びを試した結果、息子は急激に手先が器用になりました。今では細かい動きもできるように!
この記事では、我が家で効果があった月齢別の手先トレーニング方法をお伝えします。
手先の器用さが与える発達への影響

脳の発達との関係
手指の動きと脳の発達には密接な関係があります。
研究によると、手指を使った遊びは脳の運動野や感覚野を刺激し、全体的な発達を促進することが分かっています。特に「つまむ」「ひねる」「押す」などの動作は、脳への刺激が大きいとされています。

息子も手遊びを始めてから、言葉の発達も早くなったように感じます。
将来の学習能力への影響
手先の器用さは、将来の学習にも大きく影響します。
文字を書く、はさみを使う、定規で線を引くなど、学校での活動の多くが手先の器用さを必要とします。幼児期にしっかりと基礎を作っておくことが重要です。
創造力や集中力との関連
細かい作業は集中力を養います。
息子がビーズを紐に通す遊びに夢中になっている姿を見ていると、以前より集中時間が長くなったのが分かります。また、「こうしたらどうなるかな?」という創造的な思考も育っているようです。
月齢別手指発達の特徴

0-6ヶ月:握る・触る
この時期は反射的な握りから意識的な握りへの移行期です。
息子も3ヶ月頃までは反射で物を握っていましたが、4ヶ月頃から意識的にガラガラを握って振るようになりました。

この変化を見た時は「成長してる!」と感動したのを覚えています。
この時期の特徴
- 手のひら全体で握る
- 物を口に持っていく
- 両手を合わせて遊ぶ
7-12ヶ月:つまむ・つかむ
手指の分化が始まり、親指と人差し指でつまめるようになります。
9ヶ月頃から小さな食べ物を指でつまんで食べるように。最初はぎこちなかったですが、練習するうちにどんどん上手くなります。
発達のポイント
- ピンサーグリップの獲得
- 物を移し替える
- 指差しが始まる
1-2歳:操作する・組み立てる
より複雑な手指の動きができるようになります。
1歳4ヶ月頃から型はめパズルができるように。最初は力任せですが、徐々に向きを考えて入れられるようになります。
できるようになること
- 積み木を積む
- ページをめくる
- 容器に物を入れる
家庭でできる手先トレーニング

日常生活でできる練習
特別な道具がなくても、日常生活で手先を鍛えられます。
食事の時間を活用
スプーンやフォークを使う練習はもちろん、手づかみ食べも大切な練習です。息子には小さく切った野菜やパンを手で食べさせていました。
お着替えの時間
ボタンやファスナーは難しくても、帽子をかぶる、靴下を脱ぐなどから始められます。時間はかかりますが、息子の「自分でやりたい」気持ちを大切にしています。
手作りおもちゃでの遊び
市販のおもちゃも良いですが、手作りおもちゃも効果的です。
ペットボトルと小豆の手作りマラカス
ペットボトルに小豆を入れただけの簡単なおもちゃ。息子は振って音を楽しみながら、握る力も鍛えられました。
牛乳パックのポットン落とし
牛乳パックに穴を開けて、ペットボトルのキャップを落とす遊び。1歳頃から夢中になって遊びます。
指先を使う遊びのバリエーション
シール遊び
1歳半頃から始めると◎。最初は大きなシールから。最初は台紙からシールを剥がすのに苦労しますが、小さなシールも上手に貼れるようになります。
粘土遊び
小麦粉粘土から始めて、こねる、ちぎる、丸めるなどの動作を練習。
ひも通し
大きな穴の開いたビーズからスタート。集中力も養われて、30分近く夢中になることも。完成した時の達成感は素晴らしいものがあります。
手先の器用さを育てる知育グッズ

0-6ヶ月向けアイテム
オーボール
握りやすい形状で、初めてのボール遊びに最適。息子も3ヶ月頃から愛用していました。
歯固め
様々な形状のものがあり、握る練習にもなります。安全性も高く、安心して遊ばせられます。
7-12ヶ月向けアイテム
つまみ付きパズル
大きなつまみがついたパズルで、つまむ練習に最適。9ヶ月頃から夢中になって遊んでくれます。
ルーピング
ワイヤーにビーズを通すおもちゃ。手首の動きや指先の器用さが育ちます。
1-2歳向けアイテム
型はめパズル
形を認識しながら、向きを考えて入れる必要があります。1歳3ヶ月頃から挑戦すると◎。
積み木
手先の器用さだけでなく、空間認識能力も育ちます。我が家では毎日のように遊んでいます。
効果的な遊び方のコツ

子供の発達に合わせた調整
無理をさせないことが一番大切です。
息子がうまくできない時は、一緒に手を添えてサポート。

「できた!」という成功体験を積み重ねることを重視しています。
無理をしない大切さ
嫌がっている時は無理強いしません。
機嫌の良い時に短時間から始めて、徐々に時間を延ばしていきました。

楽しい気持ちで取り組むことが上達の秘訣です。
継続するための工夫
毎日少しずつでも続けることが重要です。
我が家では「手遊びタイム」を作って、食後の10分間だけ集中して取り組んでいます。短時間なので親子ともに負担になりません。
成長を記録する楽しさ
写真や動画で成長を記録しています。
「3ヶ月前はこんなに苦労していたのに、今はこんなにできるように!」という変化を見ると、親も子も達成感を感じられます。
まとめ:手先の器用さは遊びながら育てよう


手先が不器用だった息子も、適切な遊びを続けることで確実に上達しました。
重要なのは
- 月齢に合った遊びを選ぶ
- 無理をせず楽しく取り組む
- 日常生活も練習の場として活用
- 継続することの大切さ
手先の器用さは一朝一夕では身につきませんが、毎日の積み重ねで必ず上達します。他の子と比べて焦る気持ちも分かりますが、その子なりのペースを大切にしてあげてください。
今では手先が器用になっただけでなく、集中力も向上し、何より本人が達成感を感じているようです。

手先の不器用さで悩んでいるママパパ、一緒に楽しく遊びながら、お子さんの成長を見守っていきましょう!
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