「うちの1歳の子、おもちゃを出してもすぐに飽きちゃう…」「他の子はもっと集中して遊んでるのに」

1歳の息子を持つ私も、全く同じことで悩んでました。せっかく買った積み木も30秒で放り投げるし、絵本を読んであげても途中でどこかに行っちゃう。正直「この子、集中力なさすぎじゃない?」って心配になってました。
でも色々調べてみたら、これって全然普通のことだったんです。むしろ「うちの子、めちゃくちゃ好奇心旺盛で健康的じゃん!」って思えるようになりました。
今回は、1歳児の集中力について、同じように悩んでるママに向けて私の体験談も交えながらお話しします。

きっと「あ、うちの子も普通だった」って安心してもらえると思います。
1歳児の集中力の特徴を知ろう

1歳児の正常な集中時間
まず知っておいてほしいのが、1歳の子の集中時間って本当に短いってことです。「年齢+1分」って言われてて、つまり1歳なら2分くらいが普通なんです。

これ、私が知った時は「えー、たった2分?!」って驚きました。
でも研究でもちゃんと証明されてることで、数十秒で興味が移るのも全然問題ないそうです。
実際に息子の様子をストップウォッチで測ってみたら、本当に1-2分で次のおもちゃに移ってました。最初は「なんでそんなに短いの?」ってイライラしてたけど、これが当たり前だって知ってからは気持ちがラクになりました。
発達段階による個人差
あと、子どもって本当に一人一人違うんですよね。うちの息子なんて、周りの音にめちゃくちゃ敏感で、ちょっとでも音がするとすぐにそっちに気が向いちゃいます。

最初は「集中力がない」って思ってたんですけど、実はこれって「環境の変化に敏感」っていう長所でもあるんです。
好きなことは比較的長くやるけど、興味ないことはすぐ飽きる。これも1歳なら当たり前です。大人だって興味ないことは集中できないし、1歳の子なら尚更ですよね。
好奇心旺盛な証拠

実は、1歳で色んなものにすぐ飽きるって、めちゃくちゃいいことなんです!
「うちの子、集中力ない」って悩んでるママ多いけど、実際は「好奇心旺盛で健康に育ってる」ってことなんですよ。
よく「落ち着きがない」って言われがちだけど、見方を変えれば「チャレンジ精神旺盛」ってことです。この時期の子って、周りにあるもの全部が新しくて面白いものばかり。次から次へと新しいことを発見するのが、この年齢の一番大事な仕事なんです。
だから「なんでうちの子は…」って落ち込まないでくださいね。

むしろ「うちの子、すごく元気に育ってる!」って思ってもらいたいです。
なんですぐ飽きちゃうの?その理由

脳がまだ発達途中だから
1歳の子の脳って、まだまだ発達の真っ最中なんです。「一つのことにずーっと集中する」っていう機能は、実はもうちょっと後になってから育つものなんですよね。
むしろこの時期は、色んな刺激をいっぱい受けて脳を育てることの方が大事。一つのことばっかりやってるより、あれこれ手を出してる方が健康的なんです。
小さな科学者だから
息子を見てて気づいたんですけど、1歳の子って本当に小さな科学者みたいなんです。

何か手に取ったら、まず口に入れて、振ってみて、投げてみて…「これは何?」「どんな音がする?」って実験してるんですよね。
大人から見ると「遊んでない」「すぐ飽きる」って見えるけど、実は一つ一つちゃんと「実験」してるんです。で、その実験が終わったら次の実験に移る。だから短時間で次に行くのって、当たり前なんです。
発達に必要な刺激
1歳児の脳は、多様な刺激を求めています。同じおもちゃで長時間遊ぶよりも、色々なものに触れることで、より多くの神経回路が形成されます。
この時期に大切なのは「集中すること」ではなく、「色々なものに興味を持つこと」「安全に探索すること」なのです。
健全な発達をサポートする環境作り

安全な探索環境
1歳児の探索行動を安全にサポートするために、環境を整えることが大切です。
<安全対策>
- 危険なものは手の届かない場所に
- 角のある家具にはカバーを
- 誤飲の可能性があるものは片付ける
<探索しやすい環境>
- 手に取りやすい高さにおもちゃを配置
- 動き回れるスペースを確保
- 汚れても大丈夫な環境作り
適切なおもちゃの選び方
1歳児には、探索行動をサポートするおもちゃが適しています。
型はめパズル
手指の発達に合わせた簡単な型はめパズル。形を認識し、手先の協調性を育てます。
積み木セット
握りやすいサイズの積み木。積んだり崩したりすることで因果関係を学べます。
音の出るおもちゃ
叩くと音が出るタンバリンや太鼓。動作と結果の関係を理解できます。
大人の関わり方
1歳児の探索行動をサポートする大人の関わり方にはコツがあります。
・見守る姿勢
無理に長時間遊ばせようとせず、子どもの興味に任せて見守ります。「まだ遊んでないじゃない」と焦る必要はありません。
・共感と言葉がけ
「あ、新しいおもちゃを見つけたね」「上手に持てたね」など、子どもの行動に共感する言葉をかけます。
・適度な刺激
一度に多くのおもちゃを出しすぎず、2-3個程度にして選択しやすくします。
発達段階に合った遊び方

短時間遊びの積み重ね
1歳児には、短時間の遊びを積み重ねることが効果的です。
2分ルール
一つのおもちゃで2分遊べたら十分と考え、次に移っても問題ありません。
繰り返し遊び
同じおもちゃに戻ってくることも多いので、片付けすぎずに選択肢として残しておきます。
探索をサポートする声かけ
実況中継
「ボールを持ったね」「今度は積み木に興味を持ったね」など、子どもの行動を実況してあげます。
疑問の共有
「これは何の音かな?」「どんな感触かな?」など、一緒に疑問を持ちます。
遊びの発展
関連付け
「さっきのボールと同じ色だね」「これも丸いね」など、関連性を言葉にします。
次の展開
子どもが飽きたタイミングで、「今度はこれはどう?」と新しい選択肢を提示します。
心配になる時の判断基準

正常な範囲
以下のような様子なら、全く心配ありません
- 数十秒から2分程度で次のおもちゃに移る
- 色々なものに興味を示す
- 手に取って調べる行動をする
- 時々同じおもちゃに戻ってくる
専門機関への相談を検討する目安
以下のような場合は、一度専門機関に相談してみても良いでしょう。
- 何にも興味を示さない状態が続く
- 極端に短時間(数秒)でしか関われない
- 年齢が上がっても全く変化がない
- 他の発達面でも気になることがある
ただし、多くの場合は正常な発達の範囲内です。
まとめ:好奇心を大切に見守ろう

1歳児が遊びに飽きやすいのは、決して問題ではありません。子どもの集中力の持続時間について正しい情報を得て、発達段階を理解することが大切です。
- 1歳児の集中時間は年齢+1分(約2分)が正常
- 遊びに飽きやすいのは好奇心旺盛な証拠
- 探索行動は健全な発達に必要な行動
- 短時間の遊びを積み重ねることが大切
- 大人は見守り、共感することが重要
子どもは楽しんでいるときに最も学んでいます。集中力が続く時間はとても短いですが、その短時間の中でも多くのことを吸収しています。

「集中しない」ことを問題視するのではなく、「色々なことに興味を持てる」ことを喜び、お子さんの好奇心を大切に見守っていきましょう。

私たち夫婦も難しいですが意識して見守っていきたいと思います(笑)
そうすることで、将来の学習への土台がしっかりと築かれていくはずです。
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